醤油のルーツ
醤油のルーツ
醤油のルーツは醤(ひしお)であるとされている。
醤は、広義には「食品の塩漬け」のことを指す。
日本における最古の歴史は、弥生時代だとされる
文献上で日本の「醤」の歴史をたどると、
701年(大宝元年)の『大宝律令』には、
醤を扱う「主醤」という官職名が見える。
また923年(延長元年)公布の『延喜式』には大豆3石から
醤1石5斗が得られることが記されており、この時代、
京都には醤を製造・販売する者がいたことが分かっている。
また『和名類聚抄』では、「醢」の項目にて
「肉比志保」「之々比之保」(ししひしほ)についてふれており、
「醤」の項目では豆を使って作る「豆醢」についても解説している。